長寿の国と言われる日本ではここ数年、人生の終わりをより良いものにするための事前の準備として、「終活」という言葉をよく耳にするようになりました。
先日も(2015年12月現在)東京ビックサイトで葬儀や埋葬、供養など「終活」ビジネスを担う約2000社の企業の展示会「エンディング産業展(ENDEX)」が開かれ、宇宙葬や月面葬などさまざまな新しい「最期」の形を提案しました。
この背景にはこれまで当たり前だった“死後はお墓に入るもの”という固定概念から開放され、自然に還ろうとする考えが広まりつつあることにあります。
これは現代の日本社会の少子高齢化、熟年離婚、未婚者の急増、土地不足による墓地区画の高騰などが理由だと考えられています。
遺族に負担を掛けずに逝きたいという想いや霊園の造成にまつわる環境への懸念からお墓を持つことに疑問を感じるという声もあります。
そして今、お墓に代わって故人を送る方法として遺骨を粉末化した後、それらを海や山に撒く散骨を主とした自然葬が広まりつつあります。
中でも「海葬」とよばれる、海洋散骨を選ぶ人が多いようです。2014年に開催された終活フェスタでは海洋散骨のブースにたくさんの人が集まりました。
海は生命の源ともいわれますが、命を育む母体の羊水と海水の構成成分はほとんど同じです。肉体から解放されて海に還ろうと思うのは、自然なことなのかもしれません。
そしてここハワイは、海葬の場としても人気があります。楽園ハワイを愛する理由は人それぞれでしょうが、生前大好きだった土地で眠りたいと思うのもまた自然の流れでしょう。
また海はどこまでも繋がっており、日本の海を眺めながら「温暖な青いハワイの海に眠っている」故人をしのぶこともあるでしょう。
その一方で、遺された遺族が故人と対話するための対象を残しておいてあげるということもまた大切なことです。
ご家族によっては、一部を散骨し、一部をお墓に納める、または自宅供養・手元供養という形で残すという方法を選ぶようです。
遺骨を骨壷やペンダントにして身近に置いておくことが可能なので、手を合わせる対象となり、心安らかになれるでしょう。
このように自然葬(海葬)は、生活スタイルや希望に合わせてアレンジができるので、従来の枠にとらわれず自分らしい葬送を演出できます。
自分のエンディングは自分で選ぶ時代となっている今、どのような選択肢があるのか知っておくのも良いかもしれません。
コクアロハでは今後、自然葬、特に海の綺麗なハワイならではの海洋葬についての情報や企画をお伝えしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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海上葬儀(散骨) 140
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